コロナ禍の結婚式においては、参列者の積極的な感染予防対策への協力も必要不可欠となっています。今回は2020年に2回列席したからわかる、感染予防対策の観点で参列者が気をつけるべきことをまとめました。
コロナ禍の参列は感染予防対策への協力が必須
新型コロナウイルスの流行により、結婚式の形式も大きく変化しました。
現在、全国の式場はガイドラインに基づき、感染予防対策を徹底しています。
しかし式場側は、参列者たちへ強く感染予防対策を呼びかけることはできません。
そこでコロナ禍の結婚式においては、参列者の積極的な感染予防対策への協力も必要不可欠となっています。
新郎新婦・会場スタッフ・参列者全員の意識が、安心安全な結婚式の開催には重要です。
今回は2020年に2回友人の結婚式に列席した経験から、コロナ禍で参列者が結婚式の当日と数日前から気をつけるべきことを紹介していきます。
参列する前のチェック事項
まず参列予定日の数日間前から検温をし、体調に異変がないかチェックしましょう。
こまめな手洗いうがいや手指消毒、会食などへの参加を控えるなど、意識的に感染予防対策に取り組む必要があります。
【チェック事項】
- 発熱や倦怠感はないか
- 同居家族に発熱や倦怠感はないか
- 新型コロナウイルス感染が疑われる行動歴や体調不良がないか
チェック事項に当てはまった場合
万が一上記のチェック事項に当てはまった場合はすぐに主催者へ連絡し、結婚式の参列は控えるようにしてください。
実際に参列した結婚式で、欠席しているゲストも数名見受けられました。
出席することに不安があるときや体調に異変があった際は、迷わず連絡しましょう。
その場合ギリギリまで判断を待たず早めに報告するのがマナーです。
当日の持ち物
積極的に自ら感染防止対策がとれるよう、結婚式当日は除菌グッズを持参するようにしましょう。
その他にあると便利な持ち物も紹介していきます。
除菌スプレー
会場にもアルコールスプレーが設置されていますが、手持ちの物があるとこまめに手指消毒できて便利です。
バッグに入るミニサイズを用意しておきましょう。
ウエットティッシュ
テーブルや座席の除菌、写真撮影時に触れるスマホやカメラを拭く用にアルコールのウエットティッシュがあると尚良いでしょう。
マスクケース
マスクを外した際、清潔に保つためにマスクケースがあるとGOOD。
食事中でもマスクをすぐ取り出せるようケースに入れた状態で、テーブルの上に置いておけばスマートに行動できます。
ハンカチ
感染防止対策の観点から、お手洗いのジェットタオルが休止しています。
そのためハンカチの準備もお忘れなく。
予備のマスク
当日はマスクの着け外しを頻繁に行うので、汚れたり紛失する可能性があります。
なので予備のマスクが1枚あると安心です。
挙式&披露宴中に気をつけること
挙式・披露宴中は、式場のアナウンスに従って積極的な感染予防対策が必要です。
ゲストがどのような点に気をつけるべきか以下にまとめました。
移動は会場スタッフの指示に従う
蜜を防ぐため、移動の際は会場スタッフから指示があります。
勝手に移動するなどの行動は慎むようにしましょう。
座席について
会場ではひとテーブルあたりの座席数を減らすなど、ゲスト同士が十分に距離を保てるような工夫がされています。
自席を離れて歩きまわる、勝手にイスを動かして隣との距離を詰めるなどの行動はとらないようにしましょう。
食事中
食事中の会話はなるべく控え、飛沫感染を防いでください。
写真撮影や余興で移動することがあると思いますが、食事中以外は常にマスクをするように心がけましょう。
写真撮影
写真撮影をするときは、直前までマスクするようにしましょう。
撮影時は外しても構いませんが、そのまま会話を楽しむときはマスクの着用をお忘れなく。
不安な方はマスク着用のまま写真撮影することも可能なので、ご自身で判断してください。
また、肩を組むなど密になるポーズを避け距離を保つ工夫が必要です。
余興について
余興を頼まれた場合は以下のことに気をつけましょう。
- 移動は会場スタッフの案内に従う
- 大声を出すような余興はNG
- 他の参列者とのソーシャルディスタンスを保つ
- ハグや握手は控える
不安な点は会場スタッフに相談し、自分で判断しないようにしてください。
オーバーリアクションを心がける
マスク着用・大きな声での会話・ハグなどの触れ合いを控えるのがwithコロナ時代の新しいマナーとなります。
しかしマスクをしていると表情がわかりにくくなり、会話を控えると盛り上がりにかけてしまうかもしれません。
そのため普段よりもオーバーリアクションで、お祝いの席を盛り上げる心遣いも忘れないようにしましょう。
まとめ
新型コロナウイルスの感染予防対策に絶対的な正解というものはありません。
だからこそ参列者ひとりひとりの意識が大切になります。
列席する数日前からの体調管理・会食を控えるといったように意識的に感染予防対策に取り組む必要があります。
また、式当日は会場スタッフの指示に従い蜜を避け、身勝手な行動は控えるようにしましょう。
万が一、体調に異変があったり参列が不安な場合は、なるべく早めに新郎新婦へ相談するといった心遣いが大切です。
こういった状況下で、結婚式を挙げることを不安に感じている新郎新婦もいるかと思います。
そんな不安を払拭するためにも、ゲストが自発的に感染予防対策に協力することが新しいマナーになります。
十分な対策を取りつつ、晴レノ日を迎える2人を精一杯祝福しましょう。