大好きな友達から結婚式に、お誘い自体は嬉しいけれど、悩みがちなのがドレス!いつも同じと思われたくないけどお金もかけられない、ネットは不安…。そんな悩める皆様に、レンタルドレスショップのオーナーが、ゲストドレス事情について徹底解説します。
1回着るだけで2万円?
結婚式って皆どれくらいドレスにお金をかけて、どれくらいお呼ばれされているのだろう?
相場を調べてみました。
ゲストドレスの相場はおよそ2万円
「みんなのウェディング白書2013」によると、結婚式や披露宴にお呼ばれした場合のドレスの値段として、最も挙げられた回答は1〜2万円、次いで2〜3万円でした。
ご祝儀で3万円、ヘアセットで5千円…、ご祝儀は税金のようなものだし、ヘアセットも自分ではできないし。
そんな中、ドレスを買うのに2万円も正直かけていられないという方も多いのではないでしょうか。
「結婚式や披露宴のゲストドレスはいくら?」というアンケートへの回答です。
- 0~1万円:20%
- 1〜2万円:40%
- 2〜3万円:21%
- 3〜4万円:10%
- 4万円以上:7%
- その他:2%
11回以上もお呼ばれされるとなると
2万円かかるドレスも、一生に1度と思えば、高いという気はしないでしょう。
大好きな友達にとっては、結婚式は一生に1度のお祝いごとですので、しっかりと準備をして、心の底からお祝いしたいという想いがあるのも当然です。
ただ、結婚式にお呼ばれされるのが人生で1回だけという人はなかなか少ないのが現実です。
2017年の「OL白書」によると、今まで結婚式や披露宴に呼ばれた回数として、1番多く回答された回数は、なんと11回以上であったようです。
「今まで結婚式や披露宴に呼ばれた回数は?」というアンケートへの回答です。
- 1位:11回以上(35%)
- 2位:5〜6回(18%)
- 3位:3〜4回(17%)
- 4位:7〜8回(13%)
- 5位:9〜10回(8%)
20代女性の回答も十分に多いと考えると、一生で呼ばれる回数は、もっともっと多いことでしょう。
一方で、結婚式にお呼ばれするコミュニティは、地元や大学の友人、職場の同僚や先輩など、限られてくるかと思います。
自然と、同じコミュニティ内でも複数の結婚式に参加することになり、いつも同じと思われないためには、毎回違うドレスを着たいと考える方も多いのではないでしょうか。
インスタにアップされなければいいのに
この「いつも同じと思われたくない」問題に拍車をかけたのが、SNSです。
結婚式や二次会に参列したら、インスタやFacebookは今や必須ですよね。
参加する度に、自分で投稿をしていなくても、友達のインスタやFacebookにはしっかりと映ってしまいます。
大好きな友達の結婚式を祝っている様子が記念に残る一方で、毎回同じドレスを着ていると、少し恥ずかしくなってしまいますね。
だからといって、何回もお呼ばれされるのに、1回しか着ないドレスに2万円もかけてられない、そんな方は多いのではないでしょうか。
新品?中古?レンタル?実店舗?ネット?
ドレスを着ないわけにはいかないけれど、着ていけるものも持っていない。
選択肢は、新品を購入するか、中古を購入するか、レンタルをするかで、それぞれについて、実店舗かリアルかも選べます。
新品の場合
新品で購入する人が一番多いかと思いますが、特にパーティードレスの場合は、実店舗で買いたいという人が多いことでしょう。
マルイやルミネで色々なブランドのドレスを比較検討して決める方が多いのではないでしょうか。
新品×実店舗の特徴です。
- 検討対象となるお店やドレスの数が多い
- 試着以外で他の人が着ていない
- ドレスの状態が良い
- 試着できる
- 店員に相談できる
- 基本的に定価販売
一方、最近はZOZOTOWNのようなECサイトで買う人も増えています。
ZOZOTOWNで、例えばDorry Dollのドレスに絞ってみると、1,000件以上のドレスが表示され、選ぶのにも困ってしまうくらいです。
新品×ネットの特徴です。
- 検討対象となるお店やドレスの数が非常に多い
- 試着以外で他の人が着ていない
- 配送に伴うシワが心配
- 試着できない
- 店員に相談できない
- 基本的に定価販売
中古の場合
新品で購入することが予算的に難しい場合は、中古での購入も選択肢の一つとしてあがるでしょう。
ただ、新品で購入する場合とは違い、中古でパーティードレスを扱っている実店舗は数が少なく、扱っていたとしても、コーナーの角に少しある程度が関の山かと思います。
中古×実店舗の特徴です。
- 検討対象となるお店やドレスの数が非常に少ない
- 着用感がある
- ドレスの状態に差がある
- 試着できる
- 店員への相談は期待できない
- 基本的に割引価格で販売
一方、ネットで中古のパーティードレスを購入となると、メルカリやラクマなどのフリマアプリが台頭したことにより、検討対象となるドレスの数は、一気に増えたかと思います。
中古×ネットの特徴です。
- 検討対象となるお店やドレスの数が多い
- 着用感がある
- ドレスの状態にかなり差がある
- 試着できない
- 売主に相談できる
- 基本的にかなりの割引価格で販売
レンタルの場合
UberやAirbnbなど、モノやスペースをシェアする流れはどんどん拡大しておりますが、ドレスのレンタルも最近では一般的になってきたかと思います。
実店舗でゲストドレスをレンタルした場合、式場の近くで当日借りて、参列後にそのまま返却をするという方もいるようです。
レンタル×実店舗の特徴です。
- 検討対象となるお店やドレスの数が多い
- 着用感がある
- ドレスの状態に差がある
- 試着できる
- 店員への相談は期待できない
- レンタル価格はお店によって差が大きい
一方、ネットで運営されているレンタルドレスショップも増えてはいますが、レンタルという特性上、支払期限までに送り返すという一手間が発生してしまいます。
レンタル×ネットの特徴です。
- 検討対象となるお店やドレスの数が非常に多い
- 着用感がある
- ドレスの状態に差がある
- 試着できない
- 店員への相談はオンラインでできる
- レンタル価格はお店によって差が大きい
- 往復の送料がかかる
結局おすすめは?
新品を購入するか、中古を購入するか、レンタルをするかで、それぞれについて、実店舗かリアルか、特徴を記載してきましたが、個人的なおすすめは、レンタル×実店舗になります。
私自身レンタルドレスという業界には全く興味がなかったのですが、たまたま女性のドレス需要の大きさを知る機会があり、興味をもちました。
調べれば調べるほど、これはレンタル×実店舗向きだなと思い、マルイやルミネにあるブランドを取り扱っている実店舗の中では比較的大きそうなショップを調査してみました。
結果、そのショップのコストの大部分は人件費や家賃で、そこを削ることで、ドレスの質を落とさずとも、1/3くらいの値段で提供できることが分かり、無人のレンタルドレスショップEmpty Dressyをスタートさせました。
つまるところ、レンタル×実店舗というよりもEmpty Dressyをおすすめさせていただきます!