卒業式では袴を着たい!という女性は多いですよね。私も華やかな先輩方の姿を見て「絶対に着る!」と決めていました。でも、いざとなると疑問が…。合わせる着物は?成人式の振袖でも良い?ブーツでも良い?オススメな組み合わせを紹介します。
袴に合わせる着物って?
着物を着る機会って少ないですよね。
私は、着物の種類もどんなものがあるのかほとんど知りませんでした。
袴用の着物があると思っていたほど無知でした…。
なので、自分で調べてみたり、お店の人に聞いてみました。
袴に合わせる着物には、特にルールはないようです!
自分の好みで選んで大丈夫ですよ。
成人式の振袖でも良い?
成人式に着た振袖を袴に合わせても大丈夫です!
成人式のために購入した振袖を持っている友人たちは全員着ていました。
袴だけレンタルして、自分の振袖を持ち込んで着付けてもらっていました。
せっかく買った振袖を着る機会は少ないですからね~。
卒業式は絶好の機会だと思います。
ちなみに、振袖といっても3種類あります。
- 大振袖:婚礼で使われる。袖が114㎝前後。一番格が高い。
- 中振袖:成人式で使われる。袖は100㎝前後。
- 小振袖:二尺袖とも呼ばれる。袖は76㎝前後。動きやすい。
人気の着物は?
袴に合わせる着物の定番で人気なものは小振袖(二尺袖)です。
成人式で使われる中振袖よりも袖の長さが短いので、軽くて動きやすい特徴があります。
私も小振袖を選びました。
成人式では中振袖をレンタルして着ました。
中振袖を着た経験から申し上げますと、断然、小振袖が楽です。
袴を合わせているということもありましたが、成人式の時よりも動きやすくて疲れにくかったです。
しかし、中振袖の方が華やかな印象になりますよ!
袖が長い分、柄も多く入っています。
あえて、中振袖を袴に合わせる人も増えているようです。
ゴージャスにしたい人は中振袖を選ぶと良いと思います。
逆に、落ち着いた印象を好む方は訪問着や落ち着いたデザインの小紋を選ぶと大人っぽい雰囲気になります。
訪問着と小紋についても解説しておきますね。
- 訪問着:小紋よりも格が高い。フォーマルな場所でもOK。
- 小紋:カジュアルな普段着。落ち着いた色柄ならばセミフォーマルにも使える。
袴の時の履物は?
着物の時には草履を合わせる人が大半ですが、袴となるとブーツを合わせている人を見かけたこともあるはず。
着物選びの次に悩むところは、履物選びなのではないでしょうか?
ブーツでも良い?
袴には、ブーツを合わせても大丈夫です!
歴史を遡りますと、文明開化に伴い、徐々に洋服に切り替わっていく中で、女学生たちの間で流行ったことがきっかけで、今に受け継がれているようです。
私もブーツを合わせました。
理由は、草履は危険だからです!
私は雪が多く降る地域の大学でした。
3月でもまだ雪が残っていますし、道路も凍っています。
だから、草履では危険なんです…。
私の通った大学の卒業式では8割以上ブーツを履いていました。
温かい地域の人は、オシャレの選択肢の一つとしてブーツを考えてくださいね!
とはいえ、3月はまだ寒い季節です。
防寒のためにも一役買ってくれます。
ブーツはヒールのあるものを選ぶとスタイルが良く見えます。
中振袖を選ばれた人はヒールがある分、袖を汚す心配が少なくなるという利点もあります。
ブーツを選んだ場合には、袴の裾を短めにした方がいいですよ。
着付けの際にブーツを合わせる旨を伝えるといいと思います!
草履の方が良い時とは?
草履の方がフォーマルの場には相応しいとされています。
一般的な卒業式ではブーツでも草履でもどちらでも構わないと思いますが、格式や伝統と重視する人は草履の方が良いと思います。
草履は脱ぐのも履くのもブーツよりもずっと楽です。
草履を履くと自然に小股で歩くようになり、女性らしさも出せます。
私の大学のある地域ではブーツ派が多かったですが、全国的に見ると草履派が多いようです。
着物に合うのはやはり草履の方ですね。
個性を出したい人がブーツを選んでいるようです。
私のオススメの組み合わせ
私は「ハイカラさん」になりたい!
と大学1年生の頃から決めていました。
先輩の矢絣(やがすり)柄の着物に袴を合わせた姿に一目ぼれ…。
「可愛い!これだ!」
と4年生まで気持ちは変わらず、卒業式では無事にハイカラさんになれました♪
袴を着る機会は卒業式だけという人も多いと思います。
ハイカラさんになっても許されるのは卒業式ならではだと思いますよ。
ハイカラさんになれる組み合わせを紹介します。
- 矢絣柄の小振袖と袴
- 黒のブーツ
- ハーフアップに大きめのリボン
矢絣柄の着物は定番の赤から様々な色が用意されていました。
お好みの色であなたを表現できると思いますよ。
黒のブーツは普段から使っているものを履きました。
卒業式前に袴にも合わせやすく、普段も使えそうなシンプルなブーツを購入していました。
普段から履いていたので、靴擦れの心配もなく、動きやすかったです。
ヘアスタイルもハイカラさんっぽく、ハーフアップにして大きめのリボンをつけてもらいました。
卒業式後にある謝恩会に出席する時にはドレスに合うヘアスタイルに変えて、イメージチェンジしました。
卒業式用にヘアスタイルをアップでガチガチに固められると謝恩会も同じヘアスタイルで出ることになるので、ヘアスタイルも変えたい人には、ハーフアップに大きなリボンはオススメですよ。
卒業式に袴を着る理由
明治時代、女学生の制服として考えられた袴。
動きやすく、優美で礼容なスタイルが学問の場にふさわしい身なりとなりました。
ゆえに、卒業式で袴を着るようになったようです。
学問の場にふさわしいということで、教職員でも卒業式に袴を着る人が多いのでしょう。
教職員の袴姿は、生徒たちへのはなむけの意味が込めらているようです。
一緒に学び、巣立っていく生徒たちへのエールなのでしょう。
まとめ
袴を着る機会は少ないものです。
悩んでいるのならば、着た方がいいと思いますよ♪
袴に合わせる着物や履物は自由度が高いです。
思う存分オシャレを楽しんでください!
学生時代の友人は特別なものです。
働いてからできる友人や子供が生まれてからできる友人とは違います。
今でも卒業式に友人たちと撮った袴姿の写真を大切にしています。
あなたも袴姿で友人たちとステキな思い出を残してくださいね!