高級レストランや高級ホテルなどのディナーではドレスコードが必要となるケースが多いです。この記事ではドレスコードのマナーや相応しいドレスの選び方を解説します。ぜひ、チェックして下さい。
ドレスコードとは?
ドレスコードとは、ホテルやレストランなどで設定されている服装のルールを指します。
ハイクラスの高級ホテルや高級レストランでは、ドレスコードが設定され、お客さんの服装ルールを指定しているケースが多いです。
国内でドレスコードがあるホテルとして有名なのは、リッツカールトンホテルやマンダリンオリエンタル東京などが挙げられます。
どちらもハイクラスの高級ホテルです。
また、ミシュランガイドに載るような五つ星レストランでもドレスコードが必要なケースが多いです。
日本だけでなく海外旅行などで高級ホテルや高級レストランに訪れる際は必ずと言っても良いほどドレスコードの知識は必要であると言えるでしょう。
ドレスコードは、そのお店によって指定されている内容やルールが異なるため、いざという時に困らないよう事前に理解しておくことがおすすめです。
食事をするレストランや宿泊するホテルなどでの服装ルールが分からない場合は、事前に公式ホームページから調査しておくと良いでしょう。
記載されていない場合は問い合わせをしても問題ありません。
ドレスコード指定を考えずに行ってしまうと、お店に入ることができないようなトラブルにも繋がるので、事前のチェックがとても重要です!
ドレスコードが決められている理由
「なんでドレスコードなんて決められているの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
ハイクラスのホテルなどがドレスコードを設けるのは、お店の空間自体を一定のレベル保つためです。
『ハイクラス』ということで格式の高さや高級感をアピールポイントにしている場所なので、お店側はその空間を構成する全てのものを一定のレベル以上に保つことを意識しています。
世界中に名が知られているようなハイクラスホテルのレストランに、Tシャツとデニム姿のお客さんがいると、その空間の調和が乱れてしまうことが分かります。
食事やお酒はもちろん、その空間そのものをハイクラスに保つためには、空間の構成要因であるお客さんの服装やマナーにも気を配る必要があるのです。
お店によってドレスコードの指定が異なるのは、各々のお店が「こんな空間にしたい」という理想像やイメージを持っているためです。
フォーマルで高級感をアピールしたいホテルもあれば、ドレスコードで一定のレベルは保ちつつも親しみやすいカジュアルな空間にしたいというお店もあるでしょう。
まずは、そのお店の雰囲気やイメージを知るためにも事前にドレスコードを調査しておくことが大切です。
お店側だけでなく、お店に訪れるあなたが特別感や非日常感を持つことができるのも、ドレスコードの重要な役割です。
ドレスコードをきちんと理解し、お店に合わせたドレスを選択してみましょう。
ドレスコードの分類
ここからは、ドレスコードの分類を見ていきましょう。
ドレスコードには5つの種類が存在します。
前述したように、お店によって定められているルールによってドレスを選び分ける必要があるため、理解しておくことがベターです。
フォーマル/正装
フォーマルは正装や正礼装とも呼ばれています。
結婚式やお葬式などの特別な場面で指定されることが多いドレスコードです。
国内のハイクラスホテルやレストランでフォーマルなドレスコードが指定されるケースはあまり多くありませんが、稀に超高級レベルのお店では設定されていることがあります。
海外ではフォーマルなドレスコードが指定されているケースは少なくありません。
- 膝下からくるぶしまでのロング丈
- 袖丈は長袖か6~7分袖が一般的(ノースリーブドレスのみはNG)
- シンプルでエレガントなデザイン(派手な柄・大胆なデザインのドレスはNG)
上記がフォーマルドレスコードのルールや決まりです。
フォーマルはドレスコードのなかでも、最もグレードの高いルールとなっています。
ドレスの選び方として意識しておきたいのは、上品さや清潔感、高貴さといった点です。
露出の多い大胆なデザインは避けるようにしましょう。
足が大胆に露出するような深いスリット入りドレスや、身体のラインが顕著に見える極端なタイトドレスなどはNGです。
ノースリーブなど袖のないドレスのみの着用はNGなので、ジャケットやボレロなどの羽織を用意しましょう。
セミフォーマル/準正装
セミフォーマルは準礼装とも呼ばれています。
最も容易にイメージできるのは、結婚式に及ばれした際に身につけるドレスでしょう。
フォーマルのように厳格ではありませんが、ハイグレードな高級ホテルやレストランで設定されているケースが多いドレスコードです。
今後、結婚式やパーティーなどに出席する際にもセミフォーマルが指定されることは多いので、確認しておきましょう。
セミフォーマルで選択すると良い服装は以下の通りです。
- ミディアム丈のドレス・カクテルドレス
- 上品なワンピース
現在で言う「きれいめコーデ」「きれいめワンピース」などをイメージすると分かりやすいかもしれません。
ロング丈ではないものの、身近過ぎる丈のドレスやワンピースはさけ、落ち着いた上品なものを選択しましょう。
フォーマルでのルールと同じように露出は控えることがベターです。
夕方以降のパーティーなど露出や大胆さを演出をした方がいいドレスコードのルールもあるので注意しておきましょう。
ノースリーブのドレスのみでの着用を避け、羽織を合わせるなど上品さを演出することが大切です。
インフォーマル/略礼装
インフォーマルは略礼装とも呼ばれています。
比較的格式の高いレストランやホテルでもはっきりとしたドレスコードは指定していないものの、軽装(ノースリーブやデニム、サンダルなど)をNGとしている場合が非常に多い印象です。
素材やデザインなどに明確な決まり・ルールといったものははありませんが、地味過ぎずオシャレな服装を意識すると良いでしょう。
インフォーマルなお店に、フォーマルすぎる服装で行くと浮いてしまうことがあるため要注意です。
後述する【ドレスコードでのNGアイテム】の部分もチェックしてください。
カジュアルエレガンス/スマートカジュアル
カジュアルエレガンスやスマートカジュアルといったドレスコードも存在します。
少しややこしいですが、イメージとしてはインフォーマルとさほど大きな差はありません。
カジュアルエレガンスはインフォーマルと比較すると、更にカジュアルな印象を意識したドレスコードです。
きれいめでドレス風のワンピースに羽織などを合わせるのがポピュラーとなっています。
軽装よりも上品で清潔感のある服装を意識しておくと良いでしょう。
スマートカジュアルはインフォーマルよりもカジュアルであるものの、軽装ほどラフでないドレスコードです。
カジュアルエレガンスとスマートカジュアルはほとんど意味合いが同じなので、はっきりと区別する必要はありません。
普段着などラフな服装よりもオシャレできれいめな服装を意識すると良いでしょう。
ドレスコードをはっきりと指定していないレストランやホテルでも、スマートカジュアル以上の服装を意識しておくことを推奨します。
スッキリしたシンプルなワンピースやスマートなパンツスタイルがポピュラーです。
ジーンズなどのカジュアルすぎる服装や、露出が多すぎる大胆な服装は避けましょう。
ドレスコードでのNGアイテム
ドレスコード指定のあるお店では以下のようなファッション・アイテムはNGです。
- 胸元や背中が大きく開いているなど露出度の高いドレス
- ノースリーブ
- 素足
- ミニスカートやショートパンツ(極端に短いもの)
- Tシャツやデニムなどの軽装
- ブーツやサンダル、スニーカーなど
- 帽子
- リュックサックや大きなカバン
これらは、フォーマル・セミフォーマル・インフォーマルに関わらず全てのドレスコードでNGなルールとなっているため注意が必要です。
特に注意しておきたいのが、たとえロング丈のスカートであっても素足はNGである点です。
女性のマナーとして必ずストッキングを着用することを心がけておきましょう。
また、どんなにハイブランドの商品でもリュックサック・大きいカバンなどは避けましょう。
ドレスコードをマスターして素敵な時間を。
ドレスコードの設定されているレストランやホテルに相応しいドレスを解説しました。
ドレスコードと言っても、その種類は幅広いことが分かります。
状況やお店のルールに合わせて、素敵なドレスをチョイスして下さい!
その際、お店の雰囲気に合うかな?という点を意識して選択できるとベストです。
ドレスコードをマスターして素敵な空間で素敵な時間を過ごしましょう。