チャイルドドレス姿のお子さんはとても可愛らしいのですが、結婚式でドレスを着せたいと思っても年齢や立場によってはマナー違反に繋がることも…。そこで今回は子供の服装マナーについて紹介していきます。
ドレスは小学校中学年くらいまでがおすすめ
小さな花嫁さんのように可愛らしいチャイルドドレス姿ではありますが、一般的には10歳前後である小学校中学年くらいまでがおすすめになります。
理由としては、小学校高学年くらいになってくると子供らしい体型から大人の体型に変わっていく時期になるため、新婦の花嫁姿と被りやすくなってくるためです。
子供の服装マナー
結婚式での子供の服装マナーというのは、大人の服装マナーに比べて厳しくはありませんが最低限のマナーを守ることが大切です。
基本的な服装マナーはフォーマルシーンのマナーになります。
男の子であればタキシードやスーツ、女の子であればチャイルドドレスやパーティドレスがおすすめです。
そこで、ここでは3つの子供の服装マナーについて詳しく紹介していきます。
- NGな服装マナー
- 立場別服装マナー
- 年齢別服装マナー
1. NGな服装マナー
子供のフォーマル姿で注意しておきたい最大のポイントは「新婦が嫌な気持ちにならない装いであること」。
具体的なNGである服装マナーは以下の通りです。
- 白い衣裳:新郎新婦のみが許された色
- ディズニープリンセスドレス:新婦のドレス姿と被りやすい
- Gパンやチノパン:作業着、カジュアル服である
チャイルドドレス姿はとても可愛らしいのですが、華やかにしすぎて主役である新婦より目立ってしまっては元も子もありません。
あくまでも主役は新婦であり、ゲストは招待されている側になりますので、子供であっても新郎新婦が嫌な思いをするような装いは避けましょう。
2. 立場別服装マナー
参列する子供と新郎新婦との立場によっても服装マナーの厳しさというのは変わってきます。
- 新郎新婦自身の子供:二人がOKであればどのような服装にしても問題なし。白でもOK 。
- 新郎新婦の親族:NGな服装マナーを避け、事前にどのような服装にしたいと考えていると相談するといい。
- 新郎新婦の友人の子供:新婦と被るような服装はさけ、フォーマルマナーが好ましい。
どの服装にするにしても、これで大丈夫かなと不安になった場合は、正直に新郎新婦に相談するのが一番おすすめです。
3 .年齢別服装マナー
初めにお伝えした通り、年齢によってはチャイルドドレス姿が花嫁姿と被ってしまい、新婦に嫌な思いをさせてしまう場合があります。
そこでここでは年齢別服装マナーについてご紹介します。
0~1歳の赤ちゃんは白ドレスでも問題ありません。
セレモニードレスなどを着せてあげても可愛らしいです。
1~10歳の小学校中学年くらいまでの子であればチャイルドドレスでも問題ありません。
ただしディズニープリンセスのようなボリュームのあるドレスなどが良いとお子さんから言われた場合は一度新婦に相談するのをおすすめします。
未就学児のお子さんの場合、パンプスやローファーを履かせると嫌がったり転びやすくなってしまう場合がありますので、小さなお子さんであればスニーカーでも大丈夫です。
安全を第一優先にしてあげてください。
11歳以降のお子さんは、セレモニースーツや制服、パーティドレスなどがおすすめです。
140cm以上を超えてくると成人女性が着るようなフォーマルドレスの用意が可能になりますので、そちらを選ぶといいでしょう。
子供と参列するにあたって注意しておきたいこと
服装マナーの他にも子供と結婚式に参列する際には注意しておきたいことが3つあります。
- メインテーブルには近づかせない
- 写真に写りこませない
- 静かにしてもらうようにする
1 .メインテーブルには近づかせない
子供は長時間同じ場所で過ごすことがとても難しいです。
そのため、結婚式中に必ずといっていい程子供は飽きてしまうでしょう。
その際、新郎新婦がいるメインテーブルには近づかせないように気を付けてください。
メインテーブルの周りには生花や装飾品、食事などが置かれており、ぶつかってしまうと大変危険です。
飽きてしまうような年齢であれば、一度会場を出たり、安全な場所で動いてもらうのがおすすめです。
参考までに、私が子供と一緒に参列する際に持っていくアイテムを紹介するので参考にしてみてください。
- DVDプレイヤー
- シール張り(100均にあります)
- 持ちのいいおやつ
- 塗り絵
- お気に入りのおもちゃ2~3個
- 絵本(軽いやつ)
- wi-fi環境があることを期待して携帯動画アプリを用意
2. 写真に写りこませない
結婚式は写真を撮る場面が多くあり、動き回る子供の場合、随所で写真に写ってしまっていることがあります。
そうなるとせっかくの記念写真も新郎新婦にとっては台無しになってしまうこともありますので、写真撮影の際には映り込まないよう注意して見てあげてください。
3. 静かにしてもらうようにする
基本的なことにはなりますが、結婚式では静かにしてもらうことが大切です。
挙式中であれば、式場によっては控室がある場所もありますので、騒がしくしてしまう可能性があるならば事前に新郎新婦に相談しておくといいでしょう。
また、先ほどご紹介した子供と参列するときに結婚式に持っていくアイテムなどを上手く使って静かにしてもらうのもおすすめです。
おすすめのチャイルドドレススタイル
これまで子供の服装マナーについて紹介してきました。
避けた方がいいアイテムや好ましい服装について理解できたかとは思いますが、いまいち具体的なイメージを掴めないという人もいることでしょう。
そこでここからは、おすすめのチャイルドドレスについて紹介していきます。
- ピンクや水色のパステルカラーのチャイルドドレス
- 素材はチュールやオーガンジーなどの柔らかい素材
- ヘアアクセサリーは花冠やクラウンなどの可愛らしいアイテム
1. ピンクや水色のパステルカラーのチャイルドドレス
チャイルドドレスはもちろん、結婚式で参列するにあたっての基本的なマナーになるのが、「白い衣裳を着るのはNG」であるということ。
それを守り、かつ可愛らしいチャイルドドレスというのは、やはりピンクや水色などのパステルカラーになってきます。
チャイルドドレスで人気の色味は以下の3色です。
- ピンク
- 水色
- 黄色
最近ではラベンダーや黄緑など様々な色味のチャイルドドレスが出ていますので、好みの色味を探してみてください。
2. 素材はチュールやオーガンジーなどの柔らかい素材
チャイルドドレスの多くはチュールやオーガンジーなどの柔らかくボリュームの出やすい素材になります。
普段のワンピースとは違う素材であるため、華やかさが増しフォーマルらしさがでるためおすすめです。
ただし、こちらも白色を選ぶとウエディングドレスを連想させてしまうため、白色は避けるようにしましょう。
3. ヘアアクセサリーは花冠やクラウンなどの可愛らしいアイテム
チャイルドドレスだけでも可愛らしいのですが、ヘアアクセサリーもこだわるとより可愛らしくなります。
- 花冠
- クラウン
- ティアラ
- リボン
- カチューシャ
これらが良くチャイルドドレスに合わせられるヘアアクセサリーになります。
ただしクラウンやティアラなどは取れやすいため動き回るような年齢のお子さんには避けた方が無難です。
また、食事をしますのでヘアアクセサリーが邪魔にならないようなヘアセットをしてあげるといいでしょう。
最後に
今回は結婚式のチャイルドドレスは何歳まで着ていいのか、服装マナーについて紹介してきました。
子供とは言え、新郎新婦から招待してもらっている立場になりますので、主役である二人が嫌な思いをしない装いが大切になります。
この記事を参考に、お子さんも新郎新婦も気持ちよく過ごせる装いが見つけられるといいですね。